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草原のチャド

発熱

川は大きく蛇行を繰り返し、先が見えなかった。途中餌の確保が難しく、チャドは草原を流れる川岸を進んでは森に戻るという日々を繰り返した。時々大きな動物が水を飲みにやってくる。相手はチャドのことなど気にもしないが、こちらはおっかなびっくり。
草原のチャド

出発

皆が寝静まったのを見計らって、チャドはゆっくり身体を起こした。丸い月の夜を選んでの行動開始だった。何せ、夜動くなら明るくなければ話にならない。山から見た、湖に続く川に行くには、他所の縄張りを大きく越えていかなければならない。
草原のチャド

決意

口の中に果実の甘い汁が広がる。自分達の縄張りに到着して、チャドはほっと一息入れた。山に登るのも降りるのも初めての経験だった。その上、帰り道はずっと追手の影が付きまとい、食事はもちろん、おちおち水を飲んでもいられなかったのだ。
棚田の恋

転機

翌日から良太は米農家について調べるようになった。すると米農家の後を継ぐ人が減っていて、耕作放棄地が増えていることがわかった。跡継ぎがいないのは米農家に限ったことではなく、野菜や果樹の農家でも同じように人が減っているようだった。
離され島冒険記

電子出版のご報告「離され島冒険記」ー序章(抜粋)

Amazon Kindleにて電子出版した冒険小説「離され島冒険記」序章(抜粋)です。Kindle Unlimitedご利用の方は本編が無料でお読みいただけます。購入の場合は500円(税込み)です。本編もぜひお楽しみください。
離され島冒険記

電子出版のご報告「離され島冒険記」ーあらすじ

この度、Amazon Kindleにて電子出版を致しましたので、紹介させていただきます。Kindle Unlimitedご利用の方は本編が追加料金無しでお読みいただけます。単独でご購入の場合は500円(税込み)です。
草原のチャド

追手

遥か眼下に横たわる湖をチャドは眺め続けていた。山裾にあった雲がゆっくりと進んで行く。森を越えて草原を渡り、湖上を滑っていく雲をチャドは見つめ続けた。『あそこに行きたい、いや行くのだ』チャドはこれから進んで行くのであろう方向を見定めた。
草原のチャド

山頂へ

チャドは手に持っていた猛獣の牙を口に咥えると、樹上から一気に飛んだ。隣の木の枝が見る間に迫って来た。丈夫でしなやかな枝を鷲つかみにするとすぐさま次の木を目指して飛び移って行く。幹から幹へ、枝から枝へ、木のしなりを利用して先へと進んで行く。
棚田の恋

ご飯

ミルキークイーンと袋にマジックで書かれていた。苗から育てたわけではないものの、自分が稲刈りしたお米だ。ミルキークイーンを取り出すと、その下には更にこしひかりと書かれた袋も入っていた。遊びで色々植えてみたと男性が言っていたのを思い出した。
草原のチャド

猛獣を連れ帰った日以来、チャドは仲間内で一目置かれるようになった。持ち回りでしていた食料採取も、チャドが希望し行きたい方向に移動し始めると自然と皆がついてくるようになっていった。チャドは毎日違う方角に食料を採りに行った。