2021-10

離され島冒険記第三部「国興」

離され島冒険記第三部「国興」a-4帰郷4

「まったく男の子って」 ここにテラがいたらそう言っただろう。夜明け前にコウとサイがこっそり渡してくれた干し魚を腰に下げて、僕らは道なき道を急いだ。
離され島冒険記第三部「国興」

離され島冒険記第三部「国興」a-3帰郷3

数日の間、僕の帰還を知った友人達の訪問が続いて、何もできないまま時間が過ぎた。しかし、せっかくやって来た友人達に離され島やラウトの島、そして、大陸と帰り道での出来事を話そうとしたところ、旅の話は以前聞いたから別に良いよと何人から言われる始末だった。
離され島冒険記第三部「国興」

離され島冒険記第三部「国興」a-2帰郷2

「母さん」 テラはわき目も降らずに駆け寄ったのだった。テラと彼女の母親はゆっくり歩み寄り手を触れあうと、互いの身体をしっかりと抱き締めた。
離され島冒険記第三部「国興」

離され島冒険記第三部「国興」a-1帰郷1

「あの峠を越えれば村だよ」 前方を指さしてコウとサイに説明したかと思うと、ソウが走り出した。
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