離され島冒険記第二部「大陸へ」 離され島冒険記第二部「大陸へ」4-2. 月明りに照らされた船上、船長の表情が見るみる強張っていくのがはっきり見て取れた。額に浮かぶ汗。微かに震える肩。リキはまずガリとポンチョの所に行った。 「よ、ご苦労さん」 2021.07.25 離され島冒険記第二部「大陸へ」
離され島冒険記第二部「大陸へ」 離され島冒険記第二部「大陸へ」4-1. 剣を構える船長と兵を前にして血が躍り、興奮のために熱を持った肌。それが河面を渡る風に冷やされて、徐々に落ち着いていくのをソウは感じていた。 2021.07.18 離され島冒険記第二部「大陸へ」
離され島冒険記第二部「大陸へ」 離され島冒険記第二部「大陸へ」3-9. ケンの次の手は決まっていた。いや、決まっているはずだ。ここで右上隅に手をいれないでいると、そこにある石が死んでしまう。それはつまり、最初の一手を否定することになるのだ。そうなれば、右上の広大な場所が丸々クレの陣地となってしまう。 2021.07.11 離され島冒険記第二部「大陸へ」
離され島冒険記第二部「大陸へ」 離され島冒険記第二部「大陸へ」3-8. 「リキはどうした」 ポンチョの脇に佇む影が尋ねるように言った。 「もうすぐ来るさ」 2021.07.04 離され島冒険記第二部「大陸へ」